感情のコントロールって難しいですよね!

 

いつもニコニコ笑顔で焦らず怒らずあきらめずに人生を過ごせると

 

良いのですが、なかなかそんな境地にはほど遠いわたしです。

 

感情のコントロールをする上で重要なことは、まずは自らの感情を

 

認識することです。今、自分の感情はどんな状態か。イライラしていないか、

 

焦っていないか、興奮していないか、テンション上がりすぎたり下がりすぎたり

 

していないか。その感情が周囲に与える影響はどうか。周囲に悪い影響を与える

 

ようであれば、今の感情の状態を改善させるにはどうすれば良いか。そういった

 

ことを自分自身との会話の中で認識するのです。

 

ある介護スタッフとの会話です!

「認知症の方たちは、介護者側の感情の状態に敏感に反応します。自分が嫌なことが

あって感情の状態が乱れた状態で介護の現場に立つと、認知症の方たちは不穏となったり、

落ち着きがなくなったりします。逆に、嬉しいことがあったりして自分の感情の状態が

とても良い時には、認知症の方たちも落ち着いた状態で暮らしてくれています。

なので、認知症の方たちの落ち着きがないなと感じた時には、まず自分の感情の状態に

意識を向け、荒れていないかどうかをチェックし、感情の状態を整えるようにしています。」

 

この介護スタッフとの会話は感情の性質を考える上で、とても興味深い話になりました。

 

自分自身の感情のコントロールには・・・

 

自分の感情に向き合い、この感情は誰のものでどこからきているのか自問自答してみる。

 

その感情をどうすれば改善できるのかに集中してみる。

 

そして、日々の暮らしの中で安定した自己肯定感を手に入れるのです!

 

何に直面しても大丈夫という安定した自己肯定感こそ、負の情動伝染から

 

自分自身を守り、感情のコントロールを手助けしてくれます!!

 

 

 

 

宏和苑 施設長