今日は月に1度のイベントデー+全体研修会の日でした。
各ユニットで様々な企画が実施され、その後に全体研修というハードな1日
でしたが、スタッフの皆さんの協力で無事に終えることができました。
今日の全体研修のテーマは、「身体拘束廃止と高齢者虐待について」です。
講師役の介護士と看護師のお二人、準備から大変だったと思いますが、
講義とグループワークでの研修でとても中身の濃い内容だったと思います。
ありがとうございました!
スピーチロックについてのグループワークで各グループから「上から目線」という
言葉が多く聞かれました。「上から目線だから言葉が乱れる」というような
主旨だったと思うのですが、なぜ「上から目線」になるのか、もっとグループで
深く考察してくれると良かったのではないかと感じました。
私の見解は、疾病や加齢による障害を抱えているご利用者は、物言わぬ弱者です。
そのために我々はご利用者を弱者と認識してしまい、どうしても深層心理に
「世話をしてやっている」という心理が働いてしまいます。この弱者と強者という
関係性においては、どうしても上下関係になってしまいますから、この「上から目線」
というものが生じてしまうのです。スピーチロックが良くないというのは簡単なのですが
この心理的要因というものを修正してかなければ、ご利用者へのケアの質の低下や
ご利用者の意欲の低下は防げないと思っています。
我々がまずやらなければいけないことは、スピーチロックがダメだという前に
「上から目線」になってしまうということを自覚して、そのうえで自らをコントロール
できる、修正していくことができる心構えを強く持つということが必要なのだと思います。
理念の実現のためにも重要なことだと考えています!