理屈ばかり言う、弁解ばかり言う、人をののしり、自己主張ばかりして

 

わめきにわめいて強がってみせる。

 

そんな時、ふと心の中でもう一人の自分がささやく声が聞こえる。

 

相手がすべて悪いのではなく、自分もやっぱり悪かったのだ。

 

「ごめんなさい」と素直にあやまりたいのにあやまれない。

 

本当はあやまってしまいたいのに、どうしてもあやまれない。

 

だからこそまた余計にわめくし、わめきながらまた、もう一人の

 

自分が心の中で叫ぶ。「あやまりなさい、素直にあやまりなさい」と。

 

そうすればどんなに心が楽になって、自分自身を責めなくてすむのか。

 

自分自身と向き合うとは、なんと厄介で難しいことなのか?

 

素直にあやまれる時に、あやまりたくなった時にあやまれれば良いのだが、

 

できれば相手より先にあやまる素直さを持ちたい。

 

だって、相手がすべて悪い、俺が正義だ、では何も解決しないから・・・!

 

そして、あやまらなくて良い人など、この世に一人もいないのだから・・・!

宏和苑 施設長