2ユニットで入浴ケアの見直しをしています。
お年寄りに機械浴ではなく、一般浴で入浴してもらおうという取り組みです。
シャワーキャリーに座って最初から最後まで受身的に入浴するのではなく、
一般浴槽でゆっくりと肩まで湯に浸かってもらい、気持ち良くなってもらうと
同時に元気になってもらいます。お年寄りを機械浴に入れるのではなく、
一般浴槽に入ってもらうという主体的行為を引き出して介助していこうというものです。
一般浴槽で入浴を行うメリットは、お年寄りと介助者双方にあります。
お年寄りにとって・・・
①一般浴槽に入るには、それなりに複雑な動作を行うため認知症予防になります。
②立ったり座ったりをくり返し、前屈みの姿勢をとったりすることで、生活リハビリとなり
体力の向上につながります。
③受身的ではなく、主体的に入浴するというお年寄りの主体性を引き出せます。
スタッフにとって・・・
①できるだけ普通の生活に近づけようと努力することで、スタッフの介護技術の
向上につながります。
②お年寄りの身体機能の維持、重度化予防につながり介護負担の軽減につながります。
機械浴槽で入浴するのではなく、一般浴槽での入浴には、お年寄りを元気にする
スタッフが元気になる要素がいっぱい詰まっています。
理念の実現に向けてスタッフの皆さん、入浴ケアの見直しをやり遂げましょう!