前回、研修で習ったことと現場で行われていることとが違うと
新人スタッフは、リアリティショックを受けてしまうということを書きました。
このショックを受けた後にフォローがないと「こんなはずではない」と
新人スタッフは悩むことになります。このいわゆる「つまずき」ですが、
つまずきには、「正しいつまずき」と「正しくないつまずき」があると思っています。
正しいつまずきとは何かというと、まず「つまずき」を私のこととして捉えるということです。
理論や知識の浅はかさだ、技術が未習得だ、理念の理解が浅いからだといったように
建設的な考え方で物事をとらえることができれば正しいつまずきです。
正しくないつまずきとは、「つまずき」すべてを他人事として捉えるということです。
人が足りないから、メンターが教えてくれないから、リーダーが悪いから、施設が悪いから
といったように非建設的な考え方で物事をとらえてしまうことです。
この正しくないつまずきをしてしまうと正しいつまずきへと導くことが必要となりますが、
これには少し時間が掛かってしまいますので、新人研修では正しいつまずきができるような
考え方や対処方法なども研修することが必要になってきます。
これから現場に出て働く新人スタッフの皆さんが「正しいつまずき」をしてくれて
建設的な考え方で解決方法を見つけてくれることを願っています!