福祉の仕事は、マジョリティが優先される社会においてマイノリティの
「弱さ」にかかわることです。マジョリティの側に立つのが「強者」で
マイノリティの側は、「社会的弱者」と呼ばれます。
我々は「弱さ」にかかわるとその弱さにつけこむことも利用することもできますが
肉体的にも精神的にも経済的にも社会的にもその弱さを食い物にしたり商売に
しないといった職業倫理が強く求められます。
法律に触れないからと言っても、人の道に外れることはしてはいけない。
誰がやっているから、誰もがやっていることだからではなく、人間本来の行いとして
してはいけないことは絶対にしない。人間本来の持つ良心に反しない行いや
生き方をすることが大切です。
何が正しい行いなのか、まわりがやっているから俺くらい一緒にやっても良い
ではなく、自分が正しいと思う行いだけを周りに影響されることなく行っていく。
我々に求められる職業倫理とは、人一倍、社会一般の基準よりもはるかに高いもので
なければいけないと考えています。