ユニットのリーダーを任されたり、プロジェクトのリーダーを任された時などに

 

色々な困難やプレッシャーに押しつぶされそうになることはありませんか?

 

そしてこのとき、心で叫びたくなるのが「どうしてみんな、自分がこんなに

 

苦しんでいるのにわかってくれないんだ!」という悲壮な思いであったりします。

 

どうして自分ばかり、こんな目に遭うのか、苦しい思いをするのか、しなければ

 

いけないのか、と。誰か助けて欲しい、手を貸して欲しい、と。

 

でも、実際に悩んでいたり、苦しんでいたりするのは、自分一人ではありません。

 

人は、その苦しみの中で自分だけが苦しんでいる、自分だけが不幸だなどと

 

思いがちですが、世界は広い。もっともっと過酷な状況で頑張っている人も

 

いるし、苦労している人もいるはずです。人はいろいろなことで苦しんでいます。

 

そのことに気づければ、「どうして私だけが・・・」などという思いを持たなくて

 

良いと思います。そしてもうひとつ、自分自身が辛い苦しい経験をすることには

 

意味があります。それは、同じ苦労や辛い思いをしている人に手を差し伸べようと

 

することができるようになるということです。自分に経験がなければ、なかなか

 

そういうことには気が付かないものです。しかし、辛い経験をしていれば、不安そうな

 

顔をしている人に、自分の経験談を話したり、アドバイスができたりします。

 

もっといえば、そういう状況に人は陥るということを知っているから、注意深く

 

周りを見渡せるようになります。周囲の人に対して優しい気遣いができるようになるのです。

 

これはリーダーにとって極めて大切なことです。

 

今の大きな苦労は、あとで必ず大きな成功の糧となるはずです!

 

リーダーは弱くて構わないと思います。誰かと思いを共有したり、助け合うことが

 

できれば、もっともっとお互いがわかりあえる素晴らしいチームを作ることができます!

 

 

宏和苑 施設長