今日、朝の申し送りで夜間不眠の方が大声を出されたり、ナースコールが頻回にあったことが
報告されました。数日前から昼夜逆転気味で日中はウトウト、夜間は眼がギンギンという
状況が続いていたようです。さあ、そこでカンファレンス開催です。
薬に頼らず介護の力でこの問題を解決しようとさまざまな意見が出されます。
これまでは日中の声掛けを多くして覚醒を促していこうというような抽象的な
支援だったのですが、今回のカンファレンスでは、具体策として午前午後の
散歩や活動への参加、排便状況や家族の面会、食事・水分摂取量、服薬状況、
入居者同士の関係、昨年の今頃はどうだったか、その日の夜勤者は、天気や湿度は
といったことまで、ご利用者を取り巻く様々な要因を徹底分析して、行動把握を
2週間行い、原因を特定してそこにアプローチしていくという結論に至りました。
とても建設的な議論で、私は特に発言することはありませんでした。
スタッフの皆さんからは、一生懸命にご利用者のことを思い、考えて介護していくんだという
姿勢が感じられてとてもうれしかったです。
われわれの使命、それはお年寄り、ご家族を元気にしていくために、安易にできない
理由や原因を探すのではなく、考えて考えてこれでもかと考えて介護していくことです。
この一点を使命に理念の実現に努力していきたいと思っています!