先日、他の施設の生活相談員さんとの会話の中で、生活相談員の本当の仕事って何?
という話になりました。目の前の仕事に一生懸命で本当にしなければいけないことが
見えなくなっているとの悩みでした。
色々な話をしたと思うのですが、私は生活相談員とは、高齢者分野で働く
ソーシャルワーカーであるということが基本だと思うのです。
ご利用者やご家族が抱える問題の原因を探り、その原因を解決するための
働きかけを行っていく専門職である。その過程において、必要な社会資源や
ご利用者本人のストレングスへも積極的な働きかけを行っていくことが必要に
なってくると思います。
ソーシャルワーカーは、人の先頭に立って実践する仕事ではないと思っていますので、
多くは、人と人とのはざまに立ち、その成果は直接的にソーシャルワーカーの業績と
してではなく、むしろ、ソーシャルワーカーの周辺にその成果が現れるように
振る舞うのが、ソーシャルワーカーとしての大切なわきまえであるとも考えています。
最後に、ジェームズ・イェンの「人々の中へ」という詩を紹介させていただきます。
人々の中へ行き 人々と共に住み
人々を愛し 人々から学びなさい
人々が知っていることから始め
人々が持っているものの上に築きなさい
しかし、本当に優れた指導者が
仕事をしたときには
その仕事が完成したときには
人々はこう言うでしょう
「我々がこれをやったのだ」と
相談員という、ソーシャルワーカーという、ソーシャルワークという
仕事に真剣に一生懸命向き合って仕事をしている、Mさんに尊敬の念を
抱かずにはいられません。私ももっともっと自分の仕事に真剣に一生懸命
向き合わなければいけないと思いました。
お会いできて感謝です!ありがとうございました!!