昨日で社会福祉士の相談援助実習が終了しました。

 

前回は大学生2名、今回は社会人として通信過程で学びながらの

 

実習生の方1名を受け入れさせていただきました。

 

実習中に伝えることのできなかった、私が考える社会福祉士に

 

求められるものについて少しまとめてみます。

 

社会福祉士がやらなければいけないことは、やはり当事者の

 

立場に立つ、当事者が暮らしている生活の場に実践の場を

 

設けるということが必要です。そこでの心と心の触れ合いを通じて、

 

自らが考えるという力をつける。その力量が必要になってくるし、

 

そこからすべてが始まると考えています。

 

我々の原点であるはずの「クライアントの場からの出発」を

 

ずっと忘れないで欲しいです。

 

クライアントの抱える困難さの現実に一緒に立って、ものを考えて

 

いこうということです。それはクライアントを問題がある人、

 

病気を持っている人、障害のある人、と見るのではなく、

 

「様々な経験を持っている人」として見て、その経験を生かして

 

さらに新しい経験を当事者と一緒に生み出していく営みを一緒に

 

行っていくことです。

 

これから現場での実践を重ねていくと思いますが、まずはたくさんの

 

失敗をして下さい。そして新しいもの、良いものを積極的に自分たちの

 

実践に取り入れていって下さい。たくさんの失敗がたくさんの成功へと

 

必ずつながると信じています!!

 

一緒に実習させていただいたことに感謝しています。ありがとうございました!!

宏和苑 施設長